BCSグランドであるターフシティは元々競馬場のコースであった場所にあります。 何もなかった場所に、歴代BCSサポーターである大先輩達が土を入れ、フェンスを造り立派な野球練習場が出来上がりました。 このような環境(専用グランド)がある中で野球の練習が出来る事を、子供たちもとても感謝していると思います。 一方、雨(スコール)の多いシンガポール、ものの10分も土砂降りの雨が降るとグランド一面水浸しでまるでプールのようになってしまいます。 加えて、この4月から3面あったBCSグランドの両端2つを返却し、この辺りの再開発が始まりました。 その関係でグランドの脇を流れていた排水路が埋め立てられて以降、水対策にとても苦労していました。 雨降りの後は、おとなこども総出でバケツリレー、グランドから水を汲み出す作業はトレーニングと呼ぶには少々厳しすぎる。 それでも早く水を掻きだして練習させてやりたい、そんな思いから、お父さん連中も一丸となって作業にあたります。 ちょうど、雨水流出量の算定式(合理式)というものを見つけましたので計算してみました。 グランドの主要面の広さが50m四方として広さ2,500平方メートル、降水量30mm/Hの雨が30分降ったとしても、その雨水量は約20立方メートル、なんと約2万リットルにも及びます。 これは10リットルバケツで2,000回。気の遠くなるような回数です。 土日が一番辛い、思わずそんな言葉も口をついて出てきます。 こんなとき、あいつが居てくれたらなぁ、、、 そんな中、遂にやって来ました! 待ってましたとばかりに満を持して登場した、我らの救世主、排水ポンプ(工業用)! そりゃぁもう、みるみる水を吸い出します。文句の一つも言わないで。立派です、流石です! 少なくとも私には、季節感のないサンタクロースか、ドラえもんか? 盆と正月が一緒にスキップしてやって来たぐらいのインパクト。 しかも2台同時!その姿は正に全盛期のテリーとドリーのファンク兄弟。 心のそこから感謝です。 後は流れでてしまった土を、減ったところに戻してやって、グランドを良い状態にしてゆかねばなりませんが、少なくともあの地獄のようなバケツリレーとはおさらばです。 これ以上バケツを持つとあなたの腰はもう二度と、バケツを持てなくなりますよ、、、、 とお医者様に言われるかもしれないと心配で心配で、ご飯も一日3回しか食べられませんでした。 今回もちょっと野球と関係ない話になりましたが、世界大会を間近に控え、子供たちには少しでも内容の濃い練習をして、悔いのないよう全力でトーナメントに臨んでもらいたいと思います。 ガンバレ! ※参考にした計算式(素人ですので全く勘違いしてるかもしれません。ご指摘大歓迎です) 今回の雨水の量については「雨水流出量の算定式(合理式)」を利用しました。 雨水流量(m3/秒)=1/360×C×I×A C:流出係数、路肩 細粒度=0.40~0.65 ≒0.5 I:降雨強度(mm/h) A:排水面積(ha)(10,000m2) この公式にあてはめると Q=1/360×0.5×30(mm/h)×0.25(ha) →1秒間に0.010416667立法メートルの水が流れだす計算です。 これが30分間(1,800秒間)続いたとして18.75m3 ≒ 約18,750リットル |