誰のための野球なのか?(2)

2012/04/24 8:07 に bcs-info@bcsgp.org が投稿   [ 2012/04/24 15:26 に更新しました ]
前回に引き続きの記事となります。
「明るく楽しく自発的に物事に取り組むための、発想の転換・着眼点のポイント」
の4つの要素の2つめから。

「大義を明確に持つ」、これは言い換えると何のためにそれをするのか?となります。
大人向けの資料であったので、資料には「自分の仕事が何に役立ち、それによって喜ぶ人の顔が想像できているか?」と纏めましたが、子供たちで言えば、何のために厳しい練習をするのか?という事が理解できているか?という事に置き換えても良いかもしれません。
実は、人の行動における、そしてその結果に与える影響という意味でも最も大きなものがこの「何のために」ではないか?と私は考えています。

ただ、いきなり子供たちに「お前たちは何のために野球をするんだ?厳しい練習をするのは何故なんだ?」と聞いてもキョトンとされるはずです。

「目的」が明確になっている事。実は大人でも、これをあやふやなままにしている事が多いのではないか?と思います。(いままでこうしてたから、とか、そういう決まりだから、などなど(汗;))

良い方法の一つとして、「何故?」と繰り返してその根源にある目的、或いは目的めいた何かを明確に持ってもらう事で、行動にも(練習にも)良い効果が期待できるはずです。

なんで野球の練習をするの? → 上手くなりたいから
なぜ野球が上手くなりたいの? → 試合で勝つため
試合で勝ったらどうなるの?  → 大きな大会に出られる
なぜ大きな大会に出たいの?  → 勝って皆と喜びたい
皆と一緒に喜んでる姿をイメージ出来る? → (目をつむって想像してもらう)
では、その為には何が必要なの?  → 一生懸命練習する
誰のための練習かな? → 自分たちの為

ここまで理解できてれば、練習しろ!と尻を叩く必要は無くなりますね?
とは言っても、そこはまだ子供たちですから、「えー、厳しい練習嫌だ!」とかついつい口をついて出てしまうのですが、これは大人でも同じようなものですので何とも言えません。

3つめのワクワク感を設ける、ですが、これは単純に言えば「ゲーム感覚」を取り入れるという事です。
単調で苦しいトレーニングも、小さなご褒美を設定するなどしてみるという事です。
ベースランニングやボール回しで負けた方、ミスが多かった方がグランド整備など。これはBCSでも積極的に取り入れられています。
雑草抜きに関しても、誰のための野球なのか?が理解できていると、自ら進んで草抜きをするのではないでしょうか?これに加えてゲーム感覚を取り入れ、更に楽しんでやれる環境を提供するのが大人の工夫(巧みな操作術?)なのだと思います。

4つめ、事象をポジティブに捉える、というのは有名なコップに入った水の捉え方(あと半分しか無い/まだ半分もある)と同じように、明るい面を捉えるよう意識する事です。
どうしても「やらされ感」では指示待ちとなり自らの行動も選択肢が少なくなります。
逆に自発的な行動は無限の選択肢を得る事が出来、そこから(例え失敗したとしても)多くを学び取れるものです。

かくいう私自身も会社でこの様な話をさせて頂きながら、一番出来てないのは自分かもしれない、などと大いに反省した事が遠い記憶となってしまっていた事を改めて自省し、楽しく厳しく子供たちと共に成長を目指してゆきたいと思います。


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